■医療コラム
●食中毒の予防
2011年4月13日
食中毒を予防するポイント
食品の購入
- 新鮮なものを求める(衛生的な店で選び、なま物は最後に買い、すぐに冷蔵庫で保管する)
- 食品の保存に注意(冷蔵庫を過信しない。冷蔵庫の温度では「ばい菌」は死にません)
手洗いの励行
- 炊事する前、食べる前
- トイレの後
- 外出から帰った後
加熱調理する
食品の中心部が最低でも75℃の状態で1分間以上加熱されるようにしましょう。
冷凍している食品を解凍する時は、常温で解凍するのはやめて電子レンジを使いましょう。
二次汚染に注意する
- まな板、包丁は野菜用、肉魚用と区別して使いましょう(裏表で使い分けても菌は移動するので効果はありません)
- 調理器具、布巾等は流水で洗ったあと熱湯をかけましょう
体力をつける
一般的に子供や高齢者などは抵抗力が弱く、食中毒になりやすいといわれています。
過労を避け、睡眠、栄養を十分とって体力をつけておくことが大切です。
食中毒の症状が現れた場合
水分補給
適当な塩分、糖分を含むもの(スポーツドリンク、梅干をいれた重湯等)
嘔吐がある場合
誤飲しないように横向きに寝かせる。
疑わしい症状が見られたら、必ず医療機関で受診しましょう。