医療コラム

食中毒の主な原因菌と特徴
2011年4月13日

病原性大腸菌の種類と食中毒の起こり方、症状など

サルモネラ腸菌
症状 発熱(主症状)、粘血便、腹痛など
住みつく場所 卵、肉など
潜伏期間 10〜72時間・感染侵入型
感染の仕方 細菌で汚染された食品を食べた後、細菌自らが腸管を攻撃し、症状が引き起こされる。
腸炎ビブリオ菌
症状 下痢、腹痛、発熱 など
住みつく場所 海産の魚貝類など
潜伏期間 5〜20時間・感染毒素型
感染の仕方 細菌で汚染された食品を食べた後、細菌が腸管で毒素を出しその毒素によって症状が引き起こされる。
病原性大腸菌(O-157の場合)
症状 下痢、腹痛、血便など
住みつく場所 動物、人の腸管
潜伏期間 3〜7日・感染毒素型
感染の仕方 細菌で汚染された食品を食べた後、細菌が腸管で毒素を出しその毒素によって症状が引き起こされる。
黄色ブドウ球菌
症状 嘔吐(主症状)、下痢、腹痛など
住みつく場所 人の鼻咽喉
潜伏期間 約3時間・毒素型(生体外毒素型)
感染の仕方 細菌が出した毒素によって汚染された食品を食べることで、症状が引き起こされる。
ボツリヌス菌
症状 複視、発声障害、呼吸障害など
住みつく場所 嫌気性食品
潜伏期間 10〜40時間・毒素型(生体外毒素型)
感染の仕方 細菌が出した毒素によって汚染された食品を食べることで、症状が引き起こされる。



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